【保存版】ベースを始めるときの最適な予算と必ず必要な5つのもの

ベースの基礎知識

この記事を読んでくれている人は

『ベースを始めたいけどまずは何を買えばいいの?』
『始めるための予算はどのくらい?』

といった疑問を持っている人ではないでしょうか。
昨今YouTubeやSNSの普及でスポットライトが当たり始めたものの、ベースという楽器はギターやキーボードに比べるとまだまだマイナーな楽器。
そもそも始めるためにどういった準備が必要なのかわからない人も多いはず。

そこで今回は、

・ベースを始めるのに必要な予算
・ベースを始めるのに最低限必要な5つのもの
・ベースを始める上であると便利なもの6つのもの
・初心者セットを買う際の注意点と見るべきポイント

を順番に説明しつつ、具体的な選び方も解説していきます。
この記事さえ読めば迷うことなくベースを始めるための準備に取り掛かることができるので、読んでベーシストの仲間入りを果たしちゃいましょう!

ベースを始める予算

予算は全部で最低50,000〜70,000円くらい確保することをおすすめします。
(ベースのみの価格ではなく、必要なもの全ての総額です。)

あまりに安いものだと作りが悪いものも多く、続けていくうちにすぐに満足できなくなったり、最悪すぐ壊れたりもするので、結局買い直すハメになります。

正直ちょっと触ってみたいとか全然続ける保証がない、という方は全部で20,000〜30,000円くらいでも大丈夫ですが、

・軽音部に入る
・バンドを組む
・YouTubeやSNSでベース動画をたくさん上げたい

など、ある程度本格的にベースを弾く予定や気持ちがある人は上記くらいを目安に予算を確保したほうが絶対いいです。

必要以上に高い買い物をする必要はないですがやはりある程度の金額を出していると
長く使えるものも多いですし、『高かったしな…』と責任感が働いて続きやすいので
妥協せずにしっかりしたものを買うことが長続きさせる秘訣でもあります。

また、いい道具で練習することが上達するコツでもあるのでお金に余裕があるのならできるだけいいものを買うようにしたほうが吉です。

ベースを始めるのに最低限必要な5つのもの

ベースは本体だけあっても演奏することができません。
まずは必ず必要な5つのものと、上記予算の内訳を解説していきます。

ベースを始めるのに必要な5つのもの

・ベース本体
・アンプ
・シールドケーブル
・チューナー
・ストラップ

必ず必要なものはこの5つ。
一つでもかけると始めることができないので必ず一式揃えるようにしましょう。

ベース本体

当然ベースが必要です。
ベース本体が最も重要なので予算の占める内訳も当然大きくなり30,000〜50,000円くらいが妥当でしょう。
全ての機材に共通して言えることではありますが、必ずしも『高ければ良い』というわけではないので、楽器屋さんに足を運んで実際に持たせてもらいながら店員さんに聞いてみたり、ネットでよく下調べをして気に入ったものを購入するようにしましょう。

何を基準に選べば良いかはこちらの記事を参考にしてください。
【ジャズベ?プレベ?】最初に買うおすすめのベースの種類・メーカーはこれ!【最初の1本】

アンプ

エレキベースはそのまま弾いてもほとんど音が聴こえないためアンプに繋いで音を大きくしてあげる必要があります。
音質に影響してくるので家でしか使わないからと安易に安物を買わずに、5,000〜15,000円くらいを目安にできるだけしっかりしたメーカーのものを買いましょう。
ベース本体同様、しっかりリサーチした上で購入することが大事です。

基本的にアンプは家でしか使わないのであれば出力は10W~30Wくらいのもので十分です。

シールドケーブル

ベース本体とアンプを繋ぐためのケーブル。
正直こちらは消耗品なので初めから奮発する必要はあまりないので、予算は、1,000〜5,000円と少々安めでも大丈夫です。

初心者の頃は正しい扱い方がわからずに、すぐ音に不具合が出たり断線して音が出なくなったりするため、あまり高価なものをこだわって買わずにまずは安いシールドケーブルで扱い方を学びつつ徐々にグレードアップしていくのがおすすめです。

ケーブルの長さによって金額も変わってきますが最初は3Mくらいのもので十分です。

チューナー

ベースをチューニング(正しい音に整える)するために使う道具。
これがないとベースを弾ける状態にセッティングしてあげられないので必ず用意しましょう。

1,000〜5,000円くらいの予算があれば十分買えますが、最初はクリップチューナーと呼ばれるタイプが安価で便利です。

正直チューナーに関しては、
絶対音感がある人(正確に音を聴き分けられる能力がある人)
には必要ありません。
自分で音を聴き分けられないから代わりにチューナーに聴き分けてもらい、正解の音を教えてもらうわけなので、自分で正解が分かってしまう人には必要ないのです。
しかし、チューニングに関しては耳よりもチューナーの方が安定して正確にできるのでできるだけ持っておくようにしましょう。

ストラップ

立って弾く時にベースを肩にぶら下げるためのベルト。
座って弾く時にもストラップをつけているとベースが安定して弾きやすくなるので
必ず持っておきましょう。

ストラップは種類によって結構値段に幅がありますが、最初は500〜2,000円くらいのもので十分です。

続けていくうちに、

『デザインがもっとおしゃれなものがいいな・・・』
『もうちょっとクッション性がほしいな・・・』
『もっとベースが安定するストラップがいい・・・』

などこだわりが出てきて自分の好みのストラップを探すようになるのでそのときに買い換えればOKです。

ストラップの種類や選び方はこちら
【実は重要!】おすすめのベース用ストラップの選び方と選ぶ時の注意点

立って弾く予定がない人もストラップは持っておきましょう。

何故なら座って弾くのと立って弾くのとでは感覚が全然違います。

座ってしか弾いたことのない人がいきなり立って演奏するのは難しいので、たまに立って練習しておくことで慣れておきましょう。

ベースを始める上であると便利なもの6つのもの

次は持っていると便利な6つのものとその使い方を紹介していきます。

ベースを始める上であると便利なもの6つのもの

・ヘッドフォン
・ピック

・ベースの教則本
・ギグケース
・ベースのケアグッズ
・大きな鏡

上記6つは必ずしも必要ではないですが、

・持っていると練習効率が上がる
・持っていると便利(使い時がある)

ものです。
お金に余裕があれば用意したり、既に家にある場合は有効に活用していきましょう。

ヘッドフォン

いくら自宅といえど、そのままアンプから音を出すと家族の迷惑になる場合もあるのでアンプにさせるヘッドフォンがあると便利です。

ベースは低音楽器なので自分が思っているよりも響きます。
マンションやアパートで暮らしている方にとっては、近隣の方への配慮も特に必要になってくるので持っておくことをおすすめします。

ピック

ベースは、指弾きとピック弾きに2種類があります。
ベーシストの9割は指弾きと言われているので、始めるときは指引きから入る人の方が多いかもしれませんが、曲によってはピックで弾いた方がかっこいい曲もあります。

原曲はピックで弾いている曲を指弾きで弾いても全然問題ないので無くても困りませんが、100円前後で買えるものですし、突然ピックで弾きたくなるかもしれないので買っておいてもいいでしょう。
最初は硬くて大きいものが弾きやすいです。

ベースの教則本

今やYouTubeやSNSにたくさん初心者向けの動画がありますが、教則本はあることに越したことはありません。

ベースを初めて買う人は、

・そもそも何から始めればいいかわからない
・自分が何がわからないのかもわからない

といった人がほとんどだと思います。

そもそもネットで調べるには自分が何が分かってないのかがわからないと、検索のかけようがありません。
その点教則本であれば最初にやるべき準備や勉強法を順を追って説明してくれるので順番を間違えることなくスムーズに勉強や練習ができます。

予算に余裕があればぜひ買っておきましょう。

最初に選ぶ教則本は初心者向けのものであればなんでもいいです

大事なのは、まずは1冊の本をしっかりやり切ることです。

とりあえず最初に何冊も買うようなことはお金の無駄ですし、上手くなるのも遅くなるのでやめましょう。

どんな教則本でも一冊やり切るころにはかなり上手くなっているはずです。

ギグケース

ベースを持ち運ぶためのケース。
基本的にベースを購入したら一緒にについてきますが、基本的に30,000〜50,000円くらいのベースについてくるケースは布がペラペラで全然ベースを守れないものがほとんどです。
中古購入した場合はケースがぼろぼろだったみたいなパターンもよくあります。

外に持ち出す予定がある人は別途で購入した方がいいでしょう。

ケースの詳しい選び方はこちら
【大切なベースを守ろう!】ベースケースの種類と選び方

ベースのケアグッズ

クリーナーや指板用のオイル、拭き取り用のクロス(布)はベースを長く大切に使うためにもあった方がいいです。

クリーナーや指板のオイルは使われている木材の種類や塗装の種類で変わるので、ネットで買う際などはよく調べた上で買うようにしましょう。
どれを買えばいいかわからない人は自分のベースを持って楽器屋さんにいき、店員さんにベースを見せればどれが使えるかを教えてくれるはずです。

大きな鏡

鏡は上記の5つに比べると全然ベースに関係なさそうですが実は結構大事なアイテムです。

鏡の前で練習することで、正しいフォームや姿勢で弾くことができているか、弾いている姿がカッコいいかチェックしながら練習することができます。
自分ではカッコよく弾けてるつもりでも、案外極端に左肩だけ上がってたり猫背になってたりするものなので、鏡をみながら練習することは常に正しい姿勢やフォームを意識できるようになります。

結構これで練習効率が上がるので騙されたと思って用意してみてください。
なるべく全身が映るような大きな鏡を用意することがポイントです。

初心者セットを買う際の注意点と見るべき4つのポイント

初心者セットとは、上記で紹介したもの等がセットになり、個別で買い揃えるよりも安い価格で販売されている初心者向けのセット。

買うときの注意点は下記の通り

初心者セットを買うときの注意点

1万〜3万円くらいの価格帯のものは購入を避けた方が無難だが、必ずしも初心者セットは悪いというわけではない

初心者セットを買うときに見るべき4つのポイント

・セット内容のベースが単体でも販売されているものか
・セット内容のベースが激安品ではないか
・不要なものが付属していないか
・アンプやシールドなどの備品が激安品ではないか

初心者セットの購入を考えている人は上記のポイントを頭に入れておきましょう。

初心者セットを買うときの注意点

ネットで調べると初心者セットは買わない方がいいという情報がたくさん出てきます。
しかしそもそも初心者セットは楽器メーカーが直接セット販売しているものや、楽器店がお店の商品を組み合わせてセット販売しているものなどたくさん種類があり、一括りにはできません。

10,000くらいから購入できるものから50,000円以上するものなど価格の幅も様々あります。

セットの内容によってはそこそこ質の良いものを必要最低限に抑え、低価格で販売しているものもあるので、一概に初心者セットが悪いとは言えません

しかし、1万〜3万円くらいの価格帯のものは購入を避けた方が無難です。

そもそも粗悪な機材ばっかり入っているものだったり、不要なものもたくさんついていることが多いからです。

次に良い初心者セットを見分けるためのチェックポイントを紹介していきます。

初心者セットを買うときに見るべきポイント

初心者セットの良し悪しを判断する際に見るべきポイントは下記の4つです。

・セット内容のベースが単体でも販売されているものか
・セット内容のベースが激安品ではないか
・アンプやシールドなどの備品が激安品ではないか

・不要なものが付属していないか

セット内容のベースが単体でも販売されているものか

まずベース本体に注目することがポイントです。
セットにどんなベースが入っているかは必ず記載してあるはずです。(そもそも記載されてないようなセットは論外です。)

記載してあるベースの名前をコピペして検索してみましょう。
単体で販売されているものであれば商品のページやベースの情報が出てくるはずです。
ここでベース単体での情報が検索結果に表示されなければ、そのベースは初心者セットのためだけに作られたものということになります。

この時点でほぼ確実に粗悪品である可能性が高いので購入は見送ったほうがいいです。

セット内容のベースが激安品ではないか

セット内容のベースを検索してみて、単体での販売情報が出てきたら金額やレビューをチェックしてみましょう。

ベース本体の予算の目安は30,000〜50,000円です。

この枠に収まっている、あるいはそれより高い場合はお買い得品である可能性が高いです。
逆に激安品だった場合は一旦考え直しましょう。

アンプやシールドなどの備品が激安品ではないか

次にベース本体と同じ手順でアンプやシールドも商品名で検索してみましょう。

アンプは5,000〜15,000円
シールドは1,000〜5,000円

が予算の目安です。あまりにも安いものは避けましょう。
特にアンプは初心者セットの場合粗悪な場合が多いので注意が必要です。

不要なものが付属していないか

最後にここを確認します。

この記事に書いてあるものだけ揃えれば、最初のうちは基本的に他のものは必要ありません。

20点セットや15点セットなど、無駄に内容量の多いものを買う必要は一切ありません。
セット内容が多い分価格も上がり、無駄なお金を払うことになります。

必要最低限なものだけ揃っている初心者セットを選びましょう。

まとめ

いかがでしたでしょうか。
1つだけ誤解していただきたくないのが
値段が高い=品質がいい
という方程式が必ず成り立つわけではないです。

それでもやっぱり激安を売りにしているメーカーや製品には粗悪なものが多いです。
最初から何十万もお金を出す必要はないですがやはりそこそこの資金は確保しておいた方が長く使えますし、後々のことを考えると良い買い物ができると思います。

今は誰でもネットを介して簡単に情報を得られる時代なのでしっかり下調べをしたり楽器屋さんと相談した上で自分の予算内でベストな選択をしましょう。

コメント

タイトルとURLをコピーしました