どうもKelonです。
ベースラインってどういう風に作られているか気になりませんか?
音楽は自由なものなので弾いている人が、これが正解!といえば正解なのですが、
最低限違和感なく演奏するためのルールというものが存在します。
いわゆる音楽理論というやつですね。
今回は一旦難しい音楽理論の話は抜きにしてベースの指板の仕組みや手の動かし方を覚えるだけで
最低限ベースラインを作ったりアレンジしたりできるようになる知識を解説していきます。
※この記事は音名の読み方がわかっている前提で書いてあるのでCDEFGABの意味が
わからない人はまずこちらの記事を読んでください。
コードとは
複数の音で構成された音(和音)を意味します。
Cの1つだけで構成されている・・・C
C,E,Gの3つで構成されている・・・Cコード(※正確にはCメジャーコード)
このように音を組み合わせることでたくさんの種類のコードが存在します。
キーボードやギター等、作曲に使われるような楽器は基本的にコードで弾くことがほとんどですが
反対にベースは単音で弾くことがほとんどです。
『あれ?じゃあベースってコードを覚える必要あるの?』
という質問が飛んできそうですが結論、あります。
曲にはコード進行というものが存在し、何種類かのコードを順番に弾いていくことで
1つの曲になっています。
つまり、『このコードの音使って弾いてねー』っていうのが曲ごとにある程度決まってるんですね。
例えば、コード進行がDメジャーコードだからギターやキーボードはDメジャーを
弾いているのにベースだけはCを弾いている…
なんてことが起こるとそれはとても音痴に聴こえるでしょう。
(何か意図があってわざとやってる場合は別ですよ)
逆にいうとコードを理解していて、使っていい音さえわかっていれば音痴にはならないのです。
ルート音
この記事では難しい話は省きますがルートという言葉だけ覚えていてください。
そのコードの主役になる音です。
Cコードのルート=C
Dコードのルート=D
といった具合にコードの名前になっている音名がそのコードのルートです。
俗にいうルート弾きはひたすらルートだけ弾く奏法のことです。
実はベースという楽器、ルートさえわかれば難しい理論を理解しなくても
指板を押さえる位置を覚えるだけでコードが弾けてしまいます。
これを踏まえた上で今回はロックやポップスで最もよく使われる
メジャーコードとマイナーコードについて解説していきます。
メジャーコード
3つの音で構成されているコードで、明るい響きが特徴。
CやDなど大文字のアルファベットだけで表記します。
ルート、長3度、完全5度で構成されています。
(とりあえずルートだけわかっていれば今は大丈夫です)
ルートに注目してこちらのベース指板を見てみましょう。
これがメジャーコードの構成です。
ルートが3弦の3フレット(C)なのでこれはCメジャーコードですね。
ちなみに長3度がE、完全5度がGとなっています。
お次はこちら
今度はルートが3弦5フレット(D)なのでDメジャーコードです。
長3度がF♯、完全5度がAになっています。
・・・もうお気づきですね?
そう、ルートと長3度、完全5度の位置関係はルートが何であろうが変わりません。
つまり、ルートの場所さえ分かっていればGメジャーだろうがBメジャーだろうが
弾けてしまうんです。
マイナーコード
3つの音で構成されているコードで、暗い響きが特徴。
CmやDmと表記されます。
ルート、短3度、完全5度で構成されています。
このようなポジションになります。
ルートがCなのでCm(Cマイナー)コードですね。
短3度がE♭、完全5度がGとなります。
当然メジャーコード同様、ルートと短3度、完全5度の位置関係は変わらないので
ルートの場所を変えるだけでGmでもEmでも対応できるようになります。
ちなみにこちらのマイナーコード、3度の音がメジャーコードより半音下がっているだけです。
このようにメジャー、マイナー共にルートが変わっても押さえ方の形は変わらないので、 曲の中にメジャーコードやマイナーコードが出てきたときはこの形の中の音を 使ってアレンジすれば音痴にはなりません。 コードの構成音を丸暗記しなくてもアレンジをしたり、ベースラインを作ることができます。
アレンジやベースラインを作るときの注意点
メジャーコードとマイナーコードの押さえ方の形は覚えたと思います。
これで最低限アレンジやベースラインを作ることができるようになったわけですが、
基本的にベースはルートを弾く楽器だということを忘れないようにしましょう。
上級者になってくると、ルート以外の音をメインで使ってもかっこいいベースラインが作れたり
しますがあまりにルートを外したアレンジばかりしていると他のバンドメンバーが
演奏しづらくなったり、批判されたりします。
他のパートを邪魔せず支えるというのがベースの役割ですので
最初のうちはルートをメインに、3度や5度を混ぜながらベースラインを作ってみましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回は極力難しい話を省いて説明したので本当に最低限のことしか書いてないです。
コードの構成音を使ってアレンジというのは最低限しっといた方がいい基礎知識
みたいな感じです。
実際はコードの構成音以外の音を使ったりしながら自由にベースラインは作っていきますし、
コードの知識も深く勉強しようと思えばいくらでも掘り下げられます。
まずは基本的なやり方でアレンジをする楽しみを覚えてから
どんどん勉強や実験を繰り返して自分が好きなアレンジを探していきましょう。
では!
バンドマンから会社員になったアラサーベーシスト。
会社の飲み会をすっぽかしてベースを弾いちゃうほどのベース好き。
今までのベース人生を無駄にしないために役立つ情報を発信中!
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