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どうもKelonです。
今回はベースの弾いてみた動画を作るときに必要な機材を
お手軽さと録音できるクオリティ、機材を揃える難易度別に
紹介していきます。
インターネット上に自分の動画を上げることで交友関係も広がりますし、
知らない人に自分の演奏を評価してもらえるので練習の成果を見てもらうのに
動画投稿はうってつけです。
この記事を読んであなたも弾いてみたの投稿に挑戦してみましょう。
演奏動画を撮影する方法は3つ
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結論から言うと難易度順に、
・スマホやPCのカメラ機能を使って一発撮り
・スマホ用のオーディオインターフェイスを使う
・PCとオーディオインターフェイスを使う
という方法があるよ。
それぞれの撮影方法に必要な知識、機材やアプリも含めてメリットとデメリットも解説していきます。
スマホやPCのカメラ機能を使って一発撮り
挑戦難易度:★☆☆☆☆
動画のクオリティ:★☆☆☆☆
必要なもの:スマホ or PC(カメラとマイクがついているもの)
こちらが一番お手軽で必要な機材も少ないです。
スマホやPCについているカメラの動画撮影機能を使って録画をする方法です。
スマホやPCのカメラ機能を使って一発撮りの撮影方法
普段ベースを弾いている時と同じようにアンプに繋ぎ、曲を流しながら弾いているところを
動画撮影するだけなのでとても簡単です。
![](https://kelon-bassinfo.com/wp-content/uploads/2020/12/スクリーンショット-2020-12-29-21.24.47-1024x577.png)
当然エフェクターをかましてもOKですよ。
メリット
・必要な機材が少ないのでコスパがいい
撮影用のスマホかPCだけで大丈夫なので特に何か新しく買う必要はありません。
・とにかく楽
編集の手間とかないので楽ですね。
デメリット
・動画や演奏のクオリティが低くなる
スマホやPCのマイクでベースの音を拾っているるだけなので単純に音質が悪いですし、
生音も拾ってしまうためピッキングのがちゃがちゃした音も録音されてしまいます。
・録り直しのリスクが高い
家族の生活音や、通りかかった救急車のサイレンなど雑音も一緒に録音されてしまいますので
いい演奏できてたのに録り直し!パターンが起きやすいです。
・家でできない場合がある
住宅事情などで大きな音が出せない場合、スタジオを借りて撮影することになるので
その度にお金がかかります。
スマホ用のオーディオインターフェイスを使う
挑戦難易度:★★★☆☆
動画のクオリティ:★★★☆☆
必要なもの:スマホ、スマホ用オーディオインターフェイス
スマホ用DAW、スマホ用動画編集アプリ
スマホ用のオーディオインターフェイスとDAWを使うことで動画と音源を別々に録り、
あとで編集してくっつける方法です。
スマホ1台で全て完結できるので便利です。
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ちなみにオーディオインターフェイスとは、
ベースやギターなどの音をPCやスマホでも取り込めるように変換する機材。
DAW(ダウ)は音源の録音や編集をするためのソフト。
この方法、なんだか必要なものも多いですが実は買う必要のあるものは
オーディオインターフェイスくらいでDAWと動画編集ソフトは無料で揃えられます。
iPhone | Android | |
DAW | GarageBand | walkband |
動画編集アプリ | iMovie | VN |
これらのアプリをインストール(無料)することによって準備OKです。
iPhoneに関してはどちらも最初から入っています。
ちなみにスマホ用のオーディオインターフェイスはこちらがおすすめ。
IK MULTIMEDIA ( アイケーマルチメディア ) / iRig 2
![](https://www.soundhouse.co.jp/images/shop/prod_img/i/im_irig2a.jpg)
※画像クリックで商品ページに飛べます
値段も5千円前後ですし、音もそこそこいいです。
正直もっと予算を出せるならPC用のものを買った方が絶対いいので
スマホ用のオーディオインターフェイスはこれ一択じゃないかと思います。
スマホ用のオーディオインターフェイスを使う撮影方法
![](https://kelon-bassinfo.com/wp-content/uploads/2020/12/スクリーンショット-2020-12-29-21.28.14-1024x355.png)
このようにベースをアンプではなくオーディオインターフェイスに繋ぎ、
オーディオインターフェイスからスマホに接続します。
これでDAWにベースが録音できるようになります。
エフェクターを使う場合はベースとオーディオインターフェイスの間に繋ぎます。
ベースの録音が終わったら動画の撮影に写りましょう。
(当然録音しながら別のスマホで動画を撮っていても大丈夫ですよ)
音源と動画両方揃ったらあとは動画編集アプリを使って動きと音源を合わせるだけ。
いわゆる当てぶりというやつですね。
ちなみにスマホをタブレットに置き換えても同じ方法が使えます。
メリット
・家で気軽に録音ができる
ベースから直接オーディオインターフェイスに音を送っているので
周りがどれだけうるさくても録音されません。
純粋なベースの音だけ録音できる上に、ヘッドフォンを繋げば近所迷惑にならないので
家で好きなときに録音できます。
・安い予算でクオリティをあげられる
スマホさえあればオーディオインターフェイスの予算だけで動画のクオリティがグッと上がります。
デメリット
・機材の扱いに慣れがいる
DAWや動画編集ソフトの扱いは少し勉強が必要です。(録音するだけならめちゃくちゃ簡単です)
・PCを使うよりはできることが少ない
スマホを使った録音もどんどん進化してきていますがまだまだPCに比べるとできることは
少ないです。
PCとオーディオインターフェイスを使う
挑戦難易度:★★★☆☆〜★★★★★
動画のクオリティ:∞
必要なもの:PC、オーディオインターフェイス、DAW、動画編集ソフト
最後にこちら。
先ほどの方法のPC版です。
Mac | Windows | |
DAW | GarageBand | Cakewalk by BandLab |
動画編集アプリ | iMovie | フォト |
このようにPCでも無料で使えるソフトが揃っているので
PCさえ持っていればスマホ同様オーディオインターフェイスを買えば
始められます。
また、オーディオインターフェイスは購入すると上記以外のDAWの
無料版が付属されているものもあります。
手軽に始められますが、こだわり始めると天井は見えません。
DAWの種類もスマホと比較にならないくらい存在し、有料のDAWを使えば
自宅でレコーディングレベルの編集をすることができます。
また、オーディオインターフェイスの選択肢もかなり広がるので
使う機種によって音質も大きく変わります。
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高いお金を払えば動画のクオリティが上がるわけじゃないけど、
相応の機材を投入することで動画のクオリティをいくらでも
高めることができるよ。
PCとオーディオインターフェイスを使う撮影方法
![](https://kelon-bassinfo.com/wp-content/uploads/2020/12/スクリーンショット-2020-12-29-21.29.46-1024x332.png)
基本的にはスマホがPCに変わっただけです。
エフェクターを使う場合も同様で、ベースとオーディオインターフェイスの間にセットします。
スマホの時と同様に、ベースの録音→動画撮影→動画の編集と進めていけばOKです。
メリット
・自宅でプロ並みの編集ができる
録音も動画編集も実際にプロの現場で使われているソフトを使うことで
自宅作業でもクオリティを高められます。(当然腕は必要ですよ)
・音源の修正ができる
やらないに越したことはないですが、DAWを使えばずれたリズムの修正や音の修正
などを簡単に行うことができます。
細かいミス1つのために全部録り直さなくてもよくなるので便利です。
ただ、編集に頼りすぎると上手くならないのであくまで最後の手段にしましょう。
・スマホより作業が早い
スマホでなんでもできちゃう時代ですが、やはり編集作業などはPCの方が圧倒的に早いです。
あと、スマホでできることはだいたい出来ますが逆は無いです。
デメリット
・こだわり出すと終わりがなく、お金がかかる
機材や撮影環境をよくしようと思ったら終わりは見えません。
・DAWでできることが増える反面、覚えることも増える
最低限のことだけ覚えれば録音するのは簡単ですが、ある程度使いこなすには
勉強が必要です。
しかし、これから音楽を続けていくのであればDAWの扱いは必須スキルといっても
過言じゃないのである程度扱いに慣れておくことはメリットと言ってもいいかもしれません。
クオリティを高めるためにあると便利なもの
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最後のPCとオーディオインターフェイスを使う方法でクオリティを高めたい場合
・モニタースピーカー
・モニターヘッドホン
・DI(ダイレクトボックス)
・プラグイン
・いいカメラ
を用意すると効果的です。
モニタースピーカー
オーディオインターフェイスを使ってPCに接続するスピーカー。
名前に”モニター”とあるように、音を正確にモニターするために存在する
スピーカーなので、低音が強調されるようないい音を鳴らす目的ではなく
無駄な加工がされていないフラットな音を出してくれます。
PCのスピーカーよりも音の情報量が圧倒的に多いので音作りの際に役立ちます。
またヘッドホンやイヤホンで聴いた時との違いを確かめるにも効果的です。
![](https://www.soundhouse.co.jp/images/shop/prod_img/m/mackie_cr3x.jpg)
モニターヘッドホン
モニタースピーカーのヘッドホン版です。
![](https://www.soundhouse.co.jp/images/shop/prod_img/s/sony_mdrcd900stfa.jpg)
DI(ダイレクトボックス)
簡単な言葉で説明すると、ノイズを減らしてくれる箱です。
エレキベースから出る電気信号は不安定でそもそもノイズが乗りやすいのですが、
自宅で録音する場合他の電化製品やコンセントからの電気信号や電磁波の影響を受けやすいので
スタジオなどに比べてノイズが載る危険性が高くなります。
そこでオーディオインターフェイスに繋ぐ前にDIを通すことで
ベースの電気信号が安定したものに変換され、ノイズに強くなります。
また、レコーディングの際は必ずと言っていいほどDIを使うので
単純に音をよくする目的で導入するのもありです。
![](https://www.soundhouse.co.jp/images/shop/prod_img/b/boss_di1.jpg)
プラグイン
DAWで使用するソフトウェアでエフェクターとして使用できるものや、
音質をよくするためのものがあったりと、様々なものがあります。
実際種類も多すぎますし、1つ1つ使い方を覚えるのはめんどくさいので
いつも使っているエフェクターで作った音をそのまま録音する人が
多いと思いますが、使い方を覚えると音作りの幅がグッと広がります。
いいカメラ
高性能なデジカメや一眼レフカメラを用意することで
動画のクオリティーが格段に上がります。
最近はiPhoneなどのカメラもびっくりするぐらい高画質ですが、
やっぱり本職のカメラさんにはかないません。
ものによってはベース1本買えちゃうくらいの値段がします。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回は動画投稿をする際に必要な機材と手順をまとめました。
ぶっちゃけ今はYouTubeやSNSなどの演奏動画はスマホで見られることがほとんどなので
最後に紹介したようなガチ機材は正直不要です。
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まずはやってみることが大事。
最初のうちはスマホの録音で全然大丈夫。
動画を投稿して人に自分の演奏を聴いてもらう嬉しさを味わいましょう。
慣れ始めて、もっと動画のクオリティをあげたいと感じたタイミングで
少しづつ必要な機材を集めていけばいいと思います。
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では!
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バンドマンから会社員になったアラサーベーシスト。
会社の飲み会をすっぽかしてベースを弾いちゃうほどのベース好き。
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