【ベースの基礎知識】今更聞けない!パッシブベースとアクティブベースの違い

機材関連

どうもKelonです。
ベースが欲しくて色々物色してるときにパッシブ!アクティブ!
って言葉をよく見かけませんか?実はエレキベースという楽器は必ずこの2つのタイプ
のどちらかに属している楽器なのです。
今回はそんなパッシブとアクティブの違いについて説明していきます。

そもそもパッシブとアクティブって何?

ですよね。
簡単にいうと、
ベース本体に電池を入れないとアンプに繋いでも音が出ないのがアクティブ
アンプに繋ぐだけで音が出て演奏できるのがパッシブ

それぞれにどんな違いがあるのか今から説明していきます。

※初心者向けの記事なので極力専門的な言葉は避けています。

アクティブベース

アクティブのベースになぜ電池を入れる必要があるのか?
それはずばりベース本体にプリアンプ(ざっくり言うと音を調節するための機材)が
入っているからなんです。
音質的には密度の高い硬い音
バッチリお化粧して戦闘態勢!といったところでしょうか。

アクティブのメリット


ベース本体でできる音作りの幅が広くなる
音作りがアンプやエフェクターを通す前にある程度ベース本体で行える様になるわけなんですね。
演奏中に手元だけでちょちょいっと音を変えちゃうことだって出来るわけです。

ノイズに強くなる
要は『ジーーー』とか『ザァーーー』みたいな音が鳴り辛くなります。
専門的な話をすると長くなるので
ベースからアンプに送る信号が綺麗に整えられているからとだけ
伝えておきましょう!

エフェクター乗りがいい
ベース本体のパワーが強いのでエフェクター乗りもいいです。
ノイズにも強いのでたくさんエフェクターを繋いでも音質の劣化が
パッシブに比べて少なく済みます。

安定した音が出せる
アクティブベースにはパワーが強く、音の個性が強く出るものが多いので
どのアンプに繋いでもある程度同じ音が出せるところも魅力の一つです。

アクティブのデメリット


電気交換が面倒
これ、ほんと地味に面倒くさいです。
毎日何時間も練習する様な人だと3ヶ月持たなかったりとか普通にあります。
電池の残量が少なくなってくると音も元気がないというかしょぼい音になってくるので
ライブが数ヶ月に1回とかのバンドのベーシストで電池の存在忘れてて
演奏中に電池切れかけてテンパってる人たまにいます(マジです)
あと、当然電池代というランニングコストがかかります。

音に飽きる
パワーの強さはメリットでもある反面、エフェクターを使用してもベース本体の
音の癖が強く残ってしまうデメリットでもあるんですよね。
晩ご飯が月曜カレーライスで火曜がカレーうどん、水曜がカレードリアで木曜はグリーンカレー…
みたいな。
音に飽きたって理由で新しいベース買う人は割と多い気がします。
(著者は同じアクティブベースをずっと使っているので、人によりますが)
飽き性さんは気を付けましょう。

アンサンブルに馴染み辛い場合がある
音質的に硬質な音になりやすい上、良くも悪くも音の立ち上がりが早く
パワーが強いベースが多いので演奏するジャンルによっては悪目立ちしてしまうことがあります。


ちなみに、アクティブベースにはスイッチでパッシブに切り替えることが
出来る仕様になっているものもたくさんありますがあくまで電池が切れてしまったときの
応急処置用くらいの感覚でついているものがほとんどなのであまり実用性は高くないです。
大は小を兼ねる的な感覚で安易にアクティブを選ぶと後悔することもありますので、
そのベースがパッシブでの演奏を実用的に考えて設計しているモデルかどうか
しっかり確かめてから買いましょう。

パッシブベース

こちらは電池は不要なのでアンプに繋げばそのまま音が出ます。
アクティブベースほどの大胆な音作りは出来ないですがトーンというつまみが
ベース本体についているのでこちらで微調整は可能です。
音質的にはとことんナチュラル
あくまでスッピン勝負!なベースです。

パッシブのメリット

指先で音色のコントロールがしやすい
ベース本体がお化粧しない分弦を弾く右手のニュアンスが素直に出てくれます。
ピッキングの強弱だけで音色を完璧にコントロールできたらめちゃくちゃかっこいいですよね。

電池交換が不要
当然この作業は不要です。ストレスフリー。

音がめちゃくちゃ馴染む
バンド演奏や他の楽器と演奏するときにめちゃくちゃ音が馴染みます。
主張せず、まさに縁の下の力持ち!といった感じの安定感。
この部分においては圧倒的にパッシブに軍配が上がると言い切って
しまえるくらい馴染みます。
余談ですが、ギター等他の楽器をやっている人は
結構パッシブベースの音が好きって方多いです。

機材トラブルが少ない
作ってるパーツが少ないのでその分故障のリスクも低いです。

パッシブのデメリット

ベース単体では音作りができない
全く出来ないわけではないですが、イコライザーがついていないので
どうしても外部のエフェクターやアンプに依存してしまいます。

ノイズに弱い
ベースから出る信号が整理されないのでノイズは出やすいです。
エフェクターをたくさん繋ぐとノイズもかなり出やすくなりますし
音質の劣化も激しいのでしっかり対策をする必要があります。

環境でコンディションが左右されやすい
ベースは木で作られているものがほとんどなので、当然湿気や乾燥など
周りの環境でコンディションが変わります。
特に高温多湿の日本の梅雨時期なんかは楽器にとってかなり害悪です。
これはアクティブベースにも当然影響することですが
ベースの音が素直に出るパッシブの方が音質面で受ける影響は大きいです。
体調が優れなくて顔色が悪くてもお化粧で隠せない、というわけです。

まとめ

いかがでしたでしょうか。
色々書きましたが、どちらかの方が優れているということは決してありません。
双方、良い所も悪い所も両方存在していて優劣なんて付けることはできないのです。

自分がどういうタイプのプレイヤーなのか、目指している音はどちらが近いのか。
しっかり考えて自分に合うベースを見つけましょう。

コメント

タイトルとURLをコピーしました